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0.5坪ホシザキ製プレハブ冷蔵庫の撤去作業にお伺いしました。

プレハブ冷蔵庫は、「プレハブパネルで作られた部屋」に対して、「冷却ユニット」を設置します。そしてプレハブの部屋(庫内)に冷気を送り、プレハブの庫内を冷やす仕組みになっています。

例えるなら、部屋の中をエアコンで冷やすようなイメージです。

まず、プレハブのパネルがあります。扉を開けて中に入ることが出来ます。この部屋の中の全体が冷蔵庫になっていて、多量の物を冷やすのに向いています。

扉を開けると、庫内は写真の用になっています。このプレハブパネルは標準タイプで、組み上げた完成形の形が四方形になっています。(稀に、建物の形に沿って、オーダーメイドでパネルが形成されていることがあります。)

そして、この庫内に冷却用の室内機が設置されています。

建物の外には、先述の室内機に対応する室外機が設置されております。今回は一階の障害物のない場所に直置きされている為、縁切り作業の後の搬出は問題ありません。

この冷媒配管は室外機→室内機へと渡っています。

冷媒ガスの大元は室外機にあります。

冷媒ガスは室外機→室内機→室外機を循環しており、現状では配管の中には冷媒ガスが残存している状態となっています。

そこで、まずはフロンガスを室外機側へ戻すポンプダウン(冷媒ガス回収)作業を行います。

ガスの回収が終わり次第、配線と配管を切り離し、室外機と室内機共に独立させます。

ガス回収後に室内機の配線、配管を切り離し、ボルトから下ろした状態です。

室内機、室外機の取り外し作業が終わり、パネルが分解出来る状態となりました。パネルとパネルの間に施工してあるコーキング剤を切り離し、扉、パネルを分解していきます。

半分位まで、分解しているところです。コーキング剤を打ち込んである量や、施工の仕方によっても、かなり作業時間が変わってきます。

分解したパネルの様子です。

縁切りをした室外機とその配管を撤去しました。

プレハブのパネルも全て撤去が完了し、作業終了です。

以下、余談です。

・室外機の設置場所について

今回の作業では室外機が一階に設置されていましたので、問題なく搬出出来ました。設置状況によっては、室外機が建物の屋上等に設置されていることがあります。その場合は、別途トラッククレーン車や、ラフタークレーン等を使用し、室外機を搬出する作業が必要となる事があります。クレーンを使う際は、室外機の状況だけでなく、周辺の電線や、屋上までの高さ、周辺の道路の状況等を考慮して作業することになります。

・プレハブのパネルの形について

今回はプレハブのパネルはメーカーの既製品タイプで、四方形でした。稀に、新品導入時に建物の壁や柱の形に沿って、既製品タイプではなくオーダーメイドで特注となっている場合があります。既製品のタイプは汎用性が高く次点で使用する事が出来る為、中古市場としては小さいものの一定の需要があります。既製品でない特注のパネルのプレハブは中古市場では汎用性が低い為、需要が低い傾向があり、買い取りが難しい場合が御座います。

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